道内陶芸界の草分け 小森忍の世界 一堂に セラミックセンター あすから新収蔵品展 中国古陶磁との対比も

 【江別】セラミックアートセンターの新収蔵品展「中国の至宝と小森忍の世界」が二日から同センターで開かれる。中国陶磁器の釉薬(ゆうやく)研究にたずさわり、江別で生涯を閉じた陶芸家小森忍(一八八九−一九六二年)の作品と中国の古陶磁器とを対比する企画だ。

 小森忍は南満州鉄道中央試験所窯業科主任(当時)として中国各地の陶磁器を研究。その後愛知、三重を経て江別に北斗窯を開き、道内陶芸界の基盤づくりに貢献した。

 今回、三重県四日市市在住の四女、石田己巳子さん、克久さん夫妻から九十四点もの寄託を受け、このうち五十四点を展示する。

 中国の唐三彩の研究成果を反映した作品が「三彩毘沙門天(びしゃもんてん)像」。宋代の青磁器なども並べる。

 札幌市の西島照男さんから寄贈された唐三彩の人物像、青磁の器などの名品九点と見比べるのも鑑賞のポイントだ。

 小森作品は昭和初期に洋食器の和風化を目指した作品、江別時代のアイヌ民族文様をデザインした酒器なども出展し、生涯を網羅した遺族ならではのコレクションとなっている。

 観覧料は高校生以上三百円、小中学生百五十円。一月二十八日まで(月曜日、祝日の振り替え、年末年始の休館がある)。問い合わせは同センター(電)385・1004へ。(中尾吉清)

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